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2006年12月01日

花火、綺麗だねー

『花火、綺麗だねー』            

私は小学校6年生の時に火事に合いました。実家の隣の建築会社で、近くの子供が火遊びをしたのが原因で、生まれ育った実家が火事で燃えてしまいました。木造で古い家でした。怖いほど良く燃えました。その日は風が強かったのを覚えています。私だけが家にいました。庭で愛犬と遊んでいると、なにやら外が騒がしく、人の声の方にいきました。曇りガラスの向こう側がオレンジ色に染まり、窓ガラスの端から火が入り込んできていました。 「どうしよう。家が燃えちゃうよ。」心の中で叫びました。 とっさに犬だけをつれて、裏口から非難しました。 しばらくすると消防車やパトカーがきました。見物する人たちがたくさん群がっていました。オマワリさんが心配してくれて、パトカーに乗って休んでいなさいと言ってくれました。 すると見物していた人たちが、車に乗っている私を指差し、放火犯が捕まったと叫んでいました。 自分の家が燃えるのを何も出来ずにただ見ながら、放火犯扱いされ、やりきれない気持ちと共に涙が流れました。 その後しばらくして、母が帰ってきたのに気づいきました。どのようなときも気丈だった母が、泣き崩れていたのを今でも鮮明に覚えています。
それから20年以上の間、打ち上げ花火を見るたびに、私の中では火事が再現され続け、悲しみと苦しみがこみ上げました。火であればどのようなものでも私にとっては火事しか意味をなさなかったのです。

NLPプラクティショナーの3ヶ月目である7月に『サブモダリティ』を学び、ワークしました。

そして夏休みに伊豆のリゾートマンションの窓越しから、打ち上げ花火を見ました。「花火、綺麗だねー」と無意識に妻と娘に声をかけていました。そういえた自分に感激しました。もう私の中で火事は起こりませんでした。

松井直樹 東京都在住 38歳 会社経営者

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