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受講生の声

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行き詰まりやトラウマが消え自分を信頼できるように 30代男性 小林さん


人生も世界も自分の手で変えられる

お名前 小林 雅和さん
(こばやし まさかず)
受講講座 NLPベーシックコース、NLPスタンダードコース、NLPプロフェッショナルコース
資格 NLPプラクティショナー、NLPマスタープラクティショナー
NLPコーチ
経歴 大学卒業後、手描きのアニメーターになる。その後、3DCGデザイナー、アニメ演出・監督といった立場で映像関係のモノづくりに関わりながら、一方で中小企業のコンサルタントや、作画や演技、企画、デザインといったクリエイターの技術指導やパーソナルトレーニングなども行う。現在は、アニメ監督の他に、企画開発、映像制作・開発技術顧問、組織運営・人材育成サポート、企業研修講師などを行っている。

松島 まずはじめに、小林さんの職業、立場について教えていただけますか?

小林さん(以下敬称略) 主にはアニメ監督です。経歴としては手描きのアニメーターから始まりまして、演出そして監督となって、映像プロジェクトの立て直しなども行って来ました。

またそれとは別に、中小企業の工場の生産ラインの最適化から始まって、中小企業のコンサルタントなどもやってきました。こちらは元々「アニメをもっと効率的に創ることは出来ないか」と制作ラインの最適化プログラムを考えていたので、それを検証するために中小企業の工場の生産ラインに適用してみたのがきっかけです。

はじめは無料でお手伝いさせて頂く代わりに、効果等のデータを頂きたいという、個人的な研究の一環だったんです。でも気づくと口コミが広まって仕事になっていて、2足のわらじを履いてやっていました。現在は、企業の中で映像企画・制作の人材教育を行いながら、アニメ監督をしています。

松島 では、日本NLP学院を知ったきっかけはなんですか?

小林 きっかけはHPです。自分なりにベストを尽くして仕事をやってきていたのですが、結果として誰かが幸せになった実感が得られなかったんです。何かが足りないんだろうなと。もっとプロデュースの権限がとれれば、また違うのかなと思い、仕事をしながら大学院にも通ったりもしたのですが、やってみてそれもどうも違うなと感じたんです。

自分に必要なのはそういったことよりももっとベースにある生き方というか、そういう部分だと思ったんです。それで、いろいろ探して行き着いたのがNLPでした。当時、もう自分の中ではやれることはやり切ってしまった感じがあって、どうにもならないような状態になっていました。ですから、「これはもう、自分の中にない、全く別の外側にある何かじゃないと自分を変えられない」と思ったんです。

会社員時代は燃え尽きも経験していたので、同じことは繰り返したくなかったですし。 インターネット検索も、最初は『行き詰まり』とか直球で調べていたのを覚えています(笑)。それで知って興味を惹かれたんです。

とりあえず体験してみようと思って比較ページをみたんですが、ココのHPからは、上手く言えないですけど「強いられる感じ」がしなかった。今までの自分の中にはないものを感じつつ、自分に合っているのかなとなんとなく思ったんですね。それで実際に体験セミナーを受けてみて、しっくりきたので、やってみようと決めたんです。

松島 では、選ぶ際に、困ったこととか悩んだこととかありましたか。

小林 色々なサイトに体験談が載っているじゃないですか。でもその多くが「ビジネス寄り」な感覚が強いような感じがあったんです。個人的には、ビジネスというより人間としての根本的な部分を変えたいと感じていたので、なかなかそこにヒットするものがなかったんですよね。なんか意外と選択肢が少ないなぁ、という印象でした。

松島 本来NLPは中立でコンテントフリー(内容は自由)なんですけどね。ビジネスに特定するものではなく、『自分を生きる』っていうものですからね。

小林 そうですね、やってみた感じ、NLPは本当にそういうものだな、と感じます。

松島 やってみて成果はどんなものがありましたか?

小林 山のようにあるんですが、1番は「すごく楽になった」ことです。やらなければならないことが、ごまんとあって、それでももう自分ではどうしたらいいのかもわからない…ぐちゃぐちゃですね。そんな行き詰り感がとっぱらわれたように思います。

個人的には子供の頃の感覚が思い出されてきたのが大きかったです。もともと自分ってこういう子供だったな、こんなことを感じて、あんなことを考えていたな、というのを思い出せた。それはイコール、本来の自分っていうのはこういう人間だったんだということ、言い換えるなら、自分にとっての無理のない生き方を一つ一つ再確認していくことでもあったんだと思います。

恐らくそこから繋がってくるんだと思いますが、現状の仕事でも、まったく新しいパターンのアプローチをみつけることもできました。まったく自分と違う分野のところからオファーが来たり、自分でも想定しないことがやってきて、それが楽しかったりしています。自分らしい自由さが得られた気がしています。

同じクラスの方々や学院の方々も、全体的にみんないい人たちばかりで楽しかったです。最初はどうなるんだろうと多少不安でしたが、落ち着けるというか、悪い意味での緊張感がなく、凄く暖かくてやりやすかったですね。ああいう雰囲気の方々と同じ時間を過ごせたというのも、凄く貴重な経験でした。

松島 そう言っていただけると私も嬉しいです。では、得られてうれしかったことは何ですか?

小林 一番得られてうれしかったのは、自分で自分を認められるようになったというか、大事にすることができるようになったことでしょうか。前は、明らかに自分自身に強いて、追い込んでいた気がします。そして、自分を大事にできるようになった分、自分以外の人も少しずつ大事にできるようになってきた気もしています。

自分に対してできないことは他人にもできない、っていうのは本当だなぁと感じます。 色々なワークをしてから半年くらいした時でしょうか、子供の頃の自分自身のイメージが見えたんです。じっと下を向いたままうずくまって、ちぢこまっている感じのイメージです。理由はうまく説明できないんですが、自分の中で「これが根本的な原因だ」って気がしたんです。

この子が本来の自分で、その自分を置いてきぼりにしたまま、無理をして生きてきたんじゃないかと。自分の心の成長が、この子の段階で止まっているように感じたんです。だから、この子がこっちを向いて笑ってくれるようになれたら、何かが変わるんじゃないかって思ったんですよ。それで、この子は自分にしか感じられないんだから、自分でこの子を子育てするしかないかと考えたのが大きなきっかけですね。 イメージの中で毎朝その子に挨拶したり、その子と手をつないでいるイメージでその子の歩く速度で実際に歩いてみたり。毎日そんなことを繰り返していました(笑)。

結果として、それをはじめてから1年位したあたりから、その子がこっちを向いて笑いかけてくれるような感覚になったんですね。そうしたらふと気づくと凄く楽になれていた。フィルタリング(他者から受ける影響の中で、欲しくないパターンを無意識にシャットアウトしてもらう手法)のワークで、自分自身の無意識が「自分に取り込む要素の選択は意識レベルの自分でしていいよ」っていう答えをくれた時は本当に嬉しかったですね。

無意識も幼い自分も、全部自分なんですけど、その時に、その子が自分を信用してくれている…自分で自分を信頼できている…感じがして、自分で自分を心から受け入れられた感じがしました。

松島 フィルタリングってあまり手ごたえがあるものではないないのですが、そういう経験をされることもあるんですね。

小林 個人的には、フィルタリングが全てのワークの中で一番印象が強かったんです。ちょうど自分の中の幼い自分とコミュニケーションがとれ始めてきたような感覚を感じ始めていた時だったので、それを別の形で実感できたのが一番うれしかったんですね、きっと。実はあの時、一人で泣きそうになってました(笑)。

 NLPを学ぶ前は、本当に自分が何を望んでいるのかがわからなくなっていたんですが、フィルタリングのワークをした頃には、自分が何を好きなのかとかも分かるようになってきていました。この子が興味を持っていることが、本当に自分が好きなことなんだろうなって思っていたので、道端でも無意識的に気になったら取り敢えず立ち止まる。

それで、その瞬間はわからなくても、後で「こういう理由で好きなんだな」ってわかったらイメージの中で、その気になったものに「光のシール」を貼っておく。それを3ヶ月くらいやると街中が光のシールで溢れてくるんですが、そのあたりから自分の好きなものが少しずつわかるようになってきたんです。ああ、自分はこういうのが好きなんだ、って。その積み重ねで、ああ、自分はこういう人間なんだというのも見えてくる。

松島 傾向が浮き彫りになったんですね?

小林 そうですね。自分で「これが好きだと」思っていたことやモノが、本来自分が好きなことやモノとは違っていたということに気づかされることが多かったように思います。そのあたりからようやく「無意識ってこういうことなんだ」って感じ始めたような気がしますね。意識的には「これが好きだ」と思っていても、それは実は、自分以外の誰かの価値観だったり状況に合わせてそう思い込もうとしていただけだったり。物凄く感覚的ですけど。

元々理詰めで考えてしまう質だったので、最初に「教科書は読まなくてもいいですよ」って言われて、査定まで一切読まなかったのも良かったように感じています。ただひたすら、わかろうがわかるまいがやってみる。下手に説明をつけてしまったら、また元の自分と同じパターンになってしまう気がしていたので、今までとは真逆にいってみようと(笑)。

結果としては成功だったと思うんですが、今では自分自身の直感というか、感覚を一番大事にするようになりました。昔は直感で「こっち」と思っても、理屈で説明がつかなかったら、その直感は無視していたような気がします。今は逆で、理屈で説明がつかなくても、直感の方を大事にするようになっていますね。それが凄く自分にとっては自然な感じなんです。

松島 自分の感覚を大事にできるようになったんですね。 そういえば、生活のリズムが朝型に変わったと言われていましたけど、どういう風に変わったんですか?

小林 ワークを通して、日常の中で自分にとっては何が大事なんだろうって考えたときに、「入浴」と「睡眠」がとても大事だということに気づいたんです。そこは、それまでは自分の中では一番優先順位が低くて切り捨てていた部分だったんですけど。あともう一つ改めて気づいたのは、自分のための時間の優先順位も低かったということですね。

それまではクライアントのことが最優先だったりしていましたが、それじゃだめだって。自分自身への投資というか、自分にとって一番大切なことを優先してみようと思ったんです。自分自身のために使う時間を一番効率のいい朝に確保して、睡眠もちゃんと6時間とって、寝る前には入浴の時間も1時間確保する。その上で残りの時間に仕事を入れる…そうしたら、自然と5時起きの朝型になってしまっただけなんです(笑)。

以前は夜中3時まで働いて朝6時起きという、ちょっと今では考えられないような生活をしていました…働きすぎですね。今は5時起きスタイルの方がすごく自分に合っているというか、自然で1日が長く感じられます。朝起きた後にシャワーを浴びることで、1日のスタートの心の状態が良くなって、精神的に余裕ができることを知ったのも、朝型になった理由の一つかもしれません。

精神的な余裕ができるから、仕事で何かを判断するときも、自分の感覚に一度聞けるし、人にも優しくなれる。じっくりと相手とも向きあうこともできる。 結果として仕事の量も、自分がワクワクしないものをばっさり切ることで、ピーク時の1/3位まで減らしました。今では少しずつですが、自分の気持ちに軸をおいた生活になってきていると感じています。自然で楽しいですね。

松島 小林さんがNLPに期待していたことは何ですか?

小林 自分なりのやり方では全てやり切ってしまっていて、それでもどうしたらいいのかもわからなくなっていたので「自分の枠の外に引っ張り出してくれるきっかけが何でもいいから欲しい」と思っていました。そのきっかけさえ掴めれば、それだけでいい。その後のことは、またその後に考える。それくらいの気持ちでした。 物凄く切羽詰まっていたので、個人的にきっかけを掴むための予算をとっていて、その枠内であれば何でもやってみようと。

その1つ目がココだったんですが、その1つ目で目的が全て達せられてしまったというのが正直なところです。やってみたら予想以上の効果があって、壁を壊すきっかけどころか自分が欲しいのはこの感覚なんだ、こういう風に生きていけたらいいっていう「軸」のようなものが得られた気がします。

以前は、仕事は表向きうまくいってはいましたが、自分の中では何もうまくいっていないという気がしていて苦しかったんですよ。プロジェクトや中小企業の立て直しなどで「他人(ひと)の人生を立て直しているのに、自分の人生の立て直しができていない」というジレンマが凄かった。毎日、消耗していく感覚でした。心と身体が少しずつ削りとられていくような…例えるなら、日中「10」消耗して、寝ると「9」回復するんですが「1」戻らない。それを毎日繰り返すたびに、どんどん自分が目減りしていくような感覚ですね。一度燃え尽きも経験しているので「やばい、また同じ結果に向かっている」と思いながらも、自分ではどうしたらいいのかもわからないという。

松島 自分を切り売りしている感覚ですか?

小林 そうですね。なんでそうなっているのか当の本人はわからないんですが。毎日削られていくけど、そこから脱する方法がわからない。だから、またがむしゃらになってしまって、更に消耗するという悪循環。

松島 周りの人にはわからなかったりしないですか?結果が出ているので、すごいですねと言われたり。

小林 そうなんです。顔に出してないだけで、本当は思いっきりちゃぶ台をひっくり返したかったり(笑)。周りの評価と自分の内面のそのギャップが更に自分を追い込んでいく…もうぐちゃぐちゃですね(笑)。

松島 方向性が変わってきたと言っていましたけど、今後はどのように考えているんですか?

小林 まだ漠然としているんですが、自分の考える方法論や仕組みを使って、誰かが幸せになって笑顔になってくれることをしたいと思っています。誰かが笑顔になってくれるのがうれしいんです。その中で、相手が本当に望んでいる幸せにフォーカスできればと思っています。

 NLPの基本ですけど「相手に自分の価値観を押し付けない」というのを前提として、相手が自分の価値観だと思っているけど、実は外部から影響されて出来上がった価値観というものがかなりあると思うんです。それを外すお手伝いをする。その上で「相手の本当の望む幸せに気づいてもらう」…どんな仕事をしていても、それができるようになりたいですね。

元々アニメーターですし、今もアニメ監督をやっているので、以前はそこに付随する人材育成をしてその業界に恩返しができたらと思っていました。でも、ワークをやっていく中で、自分の中での最重要事項にアニメが出てこなくて(笑)。自分の中でのマストはアニメでは無い気がしてきていたんです。じゃあ、なんだろうと。

実はついこの間、「あ、この方向性なのかも」と感じることがあったんです。「演技指導の立場から、女性の恋愛の悩みに対して何かアドバイスができないか」ということで、先日、女性向けの恋愛トークイベントへの出演依頼がありました。自分の今までの仕事からすると、かなり異色な依頼だったんですが「これも出会いだから」と思い、請けてみたんです。

その時、自分の演技の方法論をベースに「こうすると上手くいくと思うんですが、如何ですか?」と提案をしてみたんですが、その後、メールで「うまくいきました、ありがとうございます」と返事が何通か返ってきたんです。その時に「ああ、自分の考える方法論を使って、誰かが幸せになって笑顔になってくれることをしたいんだな」って思ったんですよ。純粋に、誰かが笑顔になってくれるのがうれしい。その手段がアニメでもいいけど、アニメだけじゃないと言うか、今はそう感じています。

松島 ノウハウを作って、それを伝えていくっていう事なんですかね?

小林 恐らくそういう事になるんじゃないかと思います。根っこの部分で、仕組みを考えるのが好きなんですね。暗黙知を形式知にするというか。それを人に伝えて、その人が日常で幸せになってくれるのが一番やりがいがあってうれしいんだと思います。今は、それをどういう形でやっていったらいいのかを考えているところです。

十数年間「自分は最終的にはアニメ」と思っていたので、最初は受け入れられなかったですけど。アニメがスタートラインでしたから、そこに戻るべきだと思っていたんですね。でも今はそれとは少し違ってきているような気がしています。

松島 ちなみに小林さんから見て、学院はどんなところですか?

小林 一言で言うとアットホームなところですね。居心地がいいというか、強いられないというか。どんな人でも、どんな状況でも、それでいいですよっていう、受け入れられている感じがいいですね。全部OKですっていう懐の広さと深さがいい。NLP自体がそういうものだと思うんですけど、学院自体がそれをすごく体現されている気がします。

松島 ありがとうございます。おそらく、これが一番の特徴なのかもしれないと私は思っています。 今後やりたいことはありますか?

小林 これから何をどうやっていくかを改めて模索中なので、敢えて言うなら、漠然としているそのイメージを早く形にしてみたいですね。あと興味が湧いたことは色々やってみたいです。 感覚的な喩えになってしまうんですが、学ぶまでは、目の前にキャンバスがあったとすると、それまでの自分の経験で真っ黒く塗り潰されていて「もう何も描く隙間がない」「描いても何も変化が起こらない」ように感じていたんです。

それが、今現在は、そのキャンバスは実は真っ白で、今までの自分の経験は豊富な色数のある絵の具だったんだって気づいた感じです。「じゃあ、これからこの豊富な絵の具を使って、真っ白いキャンバスに何を描こうか」というのが現時点というか。 まだモヤっとしていて「これがやりたいです」って今自分ではっきりと言えないのがちょっと歯がゆいんですが…。

でも、それを今、無理やり急いで形にしてしまうと、やりたいことが歪んでしまう感覚があって、あえてもう少し待ってみようと思っているところです。

ただ間違いなく言えることは、今までは過去か未来しか見ていなかった気がしますが、今は「今この時」が一番大事ということですね。その「今」の先に未来があって、過去は「そんなこともあったよね」といった印象です。意識とエネルギーを向けている方向が違うだけなんですけどね。

あ、「過去」でもう1つ大きいのを思い出しました。実は12年近く苦しんできたPTSDの症状があったんですよ。今ではそれも無くなったんです。それだけでも人生180度変わりましたね。残念ながら、トラウマキュアのワークで改善したのではないんですけど(笑)。トラウマキュアは一人では出来ないですよね。感覚や情動が強過ぎて、一人でやるとモッていかれてしまう。

あのワークは、何か変化が起こったら中断してくれる安心できるガイドの存在があるからできるんだと思います。 どちらかというと、他の色々なワークの積み重ねで、結果として克服できたように感じています。他のワークをするにしたがって、少しずつ自分自身や自分の過去を受け入れられるようになっていったんだと思います。

以前は、自分を責める自分が沢山いて、その全員が自分にとっては敵だった。でも、その一人一人が実は自分を守ってくれていた味方だったんだっていう風に感じられるようになっていったような気がします。学び始める前は、12年近く、2日に1回くらいのペースで吐いたりしていたんですが、それもすっかりなくなりました。

突き詰めてくと、自分にとってはそのPTSDになった出来事が一番のネックだったんですね。それ以外の選択肢が当時の自分にはなかったということも自分では分かっていながらも、世界で一番許せない人間が自分自身だった。これも今だから分かるんですけど。今では、そんな自分を心から許してあげられたんだと思います。症状がなくなってしばらく経っていたので、すっかり忘れてました(笑)。

松島 NLPに関心を持ち、検討している人にメッセージをお願いできますか?

小林 人によって目的も違えば、合う合わないもあると思います。でも、もしほんの少しでも気になっているのであれば、いっぺん自分で体験してみるのがいいのではないでしょうか?実際に自分で体験してみて、自分の中でしっくりくるかどうか、違和感があるかどうかですね。違和感がなかったらやってみる価値は充分にあると思います。気になっている時点で、多分、そこに自分にとって必要な何かがあるように感じているんだと思いますし。

松島 ちなみに小林さんはどういうところで決めたんですか?

小林 最初は、先程も言いましたが、HPで強いられる感じがなかったところですね。それで次に体験セミナーを受けてみたんですが、そこでも体感的にも強いられる感じがなかったんです。新鮮さはあっても無理はない。

ワーク自体も感覚重視でそれまでの理詰めの自分の生き方にはないものだと感じられて、当時求めていた「自分の外側にある、自分を変えるきっかけ」が何かしら得られるような気がしたんです。

体験時に指導担当をされていた方に「小林さんは感覚が敏感なので、向いていると思いますよ」と言われたのも印象的でした。その後の個別相談でも別の方に「小林さんは色々探されてきたんですね。その上でここに辿り着いたんですから、何かあるのかもしれませんね」と言われたのも、今思うと後押しをされたような気がします。そういった積み重ねがあって、最終的に「ここかな」と決めました。いずれにしても、自分自身で体験して違和感がなかったというのが大きいですね。

松島 一般的に受講費って安くなかったりするじゃないですか?

小林 それは知り合いにも散々言われました。そこは、自分がどれだけ変わりたいと思っているか、そのためだったら、いくらまで出せるかっていう話なのでなんとも言えませんね(笑)。私個人はかなり切羽詰まっていて「本当に変わるきっかけが手に入るのであれば、最大500万円までは出してもいい」と思っていたので、結果としては、予想よりも物凄く安く済んでしまった印象です。

客観的にみると確かに安くはないとは思いますが、学んでみた結果としてみると、決して高くはないと思っています。だって、それで確実に人生が変わる一歩を踏み出せるのであれば数十万円でも安いと思いませんか?その変化を起こすだけのものがNLPにはあるように感じています。

極端な話、同じ悪循環の中で更に数年苦しむことを考えると、その損失の方が明らかに大きい。 なんか、この感覚をうまく伝えられるといいですよね。NLPは「生き方」「在り方」といった凄く根源的な部分が変わっていくものなので。その辺りが伝えられたらいいなと思いますね。

当然、人それぞれですから、合わない人もいるかもしれないですけど、現代社会に生きる人の多くにとっては、非常に有効な方法論だと個人的には思います。それを伝えられる言語力が自分にないのが悔しいですが(笑)。

ただ、物質的な結果を求めようとすると効果がわかりにくいのかもしれないですね。自分の「生き方」「在り方」が少しずつ変わっていくことで、周りも少しずつ変わっていき、最後に結果がついてくる。そういったある程度の期間を必要とする連鎖的なものだと思うので。しかも、その結果がお金で返ってくるとは限らないですしね。

自分や自分の人生全般に対しての投資というか。精神的に苦しかったり、行き詰まりを感じているようであれば、そこにこそ価値が生まれるのだと思います。 思い込みや刷り込み、既成概念でがんじがらめなものなどが外せるじゃないですか。しかも無理なく。物理的なものや周りの人達は何も変わってないのに、自分が変わることで世界そのものが変わる、あの感覚は不思議ですよね。

私個人は、自分の価値観が親、学校、上司とか、今までの人間関係で刷り込まれた価値観なんだと気づけた気がしています。だからこそ、それを取っ払った時に、自分は本当はこうしたかったんだっていうのが出てきたんだと思うんです。 人はつい自分の現状の原因を自分の外側の要素に求めがちですけど、本当はそれすら自分次第。

「自分が変われば世界が変わる」ということを理屈ではなくて体感できるのがパワフルですよね。世界には選択肢が無数に存在していて、自分はそれを自由に選ぶことができるんだという感覚を実感できるというか。他人(ひと)は関係ないんだってことがわかります。人間は本来はもっと自由なんだ、自由でいていいんだって。

よく本に書いてあることかもしれませんけど、それを理屈抜きで体感できるところが凄いんだと思います。人生も世界も自分の手で変えられる。そういう意味でも、できるだけ多くの人たちに学んでもらえたらなぁと感じます。 私は本当に人生を変えるきっかけが掴めたので、学院の方達、同じ生徒の方達との出会いには心から感謝しています。感覚的には、まだ変化が始まったばかりといった感じなので、これから更にどう変わっていくのかが自分でも楽しみですね。

松島 小林さん、今日は本当に貴重なお話をありがとうございました。

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