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NLPブログ NLPコーチング: 2017年7月

今まで以上に成長、飛躍するには

話し合い
●今まで以上に成長、飛躍するには

こんにちは。

日本NLP学院 学院長の松島直也です。

他者とどうして分かり合えないのか。

こんな実験があります。

生まれたばかりの子猫が被験体として使われました。暗室で育てられた生後3~14週の子猫を1か月の間、縦と横のどちらかの縞模様に囲まれた環境で育てたのです。

部屋の内壁は垂直縞の模様にしておきます。子猫の首には大きな襟をつけ、自分の体がいっさい見えないようにしておきます。

このような措置を施した後、数週間以上飼育し、その後でこの子猫の視覚皮質一次野のニューロンの反応特性を調べると、垂直縞で育てられた子猫では垂直のエッジ(線、輪郭)にもっともよく反応するニューロンがいちばん多く、また垂直からプラスマイナス30度の範囲にもっともよく反応するニューロンが、大部分を占めていました。

一方、普通の環境で育てられた子猫では、各方向に選択的に反応するニューロンがまんべんなく存在していました。つまり、縦縞で育てられた子猫の視覚皮質は、特殊な縦縞環境に適応していたのです。
(『意識とは何だろうか』下條信輔著、1970年に行われたブレイクモアとクーパーの実験より)

二匹の子猫を誕生直後から2~3日月齢まで、まったく逆の視覚環境、垂直縞だけの環境と水平縞だけの環境で育てた場合、当然垂直近辺のエッジだけに選択的に反応する猫と水平近辺のエッジにだけ反応する猫とができます。

これらの猫を普通の部屋に放ちます。足元に縦長や横長の積み木がたくさん置いてあると、垂直縞の猫は縦長の障害は巧みにすり抜けて歩きますが、足元の横長の積み木には気づかずつまずいて転んでしまうのです。

水平縞の猫はその逆で、横長の積み木は難なく飛び越えるが、縦長の積み木にぶつかってしまうのです。

彼らによって知覚される世界はほとんど正反対のものになっているはずです。
彼ら二匹は同じ物理環境にいるのにまったく別の世界にいるのです。

NLPでは、このような各個体で形成された認識構造のことを地図(内的世界)といいます。

現実を自分なりの物の見方や意味づけによって理解するということを行います。

猫もそうですが、人間もどうようなことをしています。 赤ん坊の時に環境や状況、親など周囲の人物の影響(見えること、聞こえること、感じること)をインプットしています。 構築された神経回路や認識した世界(地図)を前提として私たちは生きているのです。良い悪いではなく思い込んで生きているのです。

つまり、固定観念と言い換えることもできます。

だから、他者との話がかみ合わないということが起きたり、できるかもしれないのにできないと思ってしまうことなども起きます。 思い込み(固定観念)から抜け出すことができたら、今まで自分が気づかなかった可能性や結果に遭遇することができるのではないでしょうか。

意見が違うから否定するのではなく、違った要素同士が融合することで新しい物が生まれる可能性があるのです。

今まで以上に進歩するには、今までの価値観、考え方を疑ってみることも、必要な事かもしれませんよ。

NLPのテクニックのことが知りたかったら、
拙著『NLPのことがよくわかり使える本』(明日香出版社)を読んでみてください。

こちらもお読みください→NLPでビリーフ(信念)を変える


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