NLP用語集

アズ・イフフレーム

NLP(神経言語プログラミング)のアズ・イフフレームとは、英語の「as if」を利用した考え方のことで、停滞した思考を抜け出したり、未来の目標や目的の達成、願望を実現させるための思考のフレームです。
 
英語の「as if」という言葉は、「あたかも~かのように」「~と言わぬばかりに」「~のように」「まるで~するかのように」「まるで~でるかのように」という意味です。
 
私たちの脳は想像と現実を区別しないアナログ処理をする脳神経組織の部分を持ちます。
 
そのため映画や作り物も臨場感が溢れるものであるほど、のめり込み楽しむことも可能です。
 
この脳の特性を使って「あたかもまるで~のように、もし~であるとしたら」とイメージして振舞うことで、脳は実際に体験したことのように反応することが分かっています。
 
つまり、感じる脳は想像と現実を区別しない働きを行うため、イメージにおいてアズ・イフフレームを用いると、まだ実現していない願望が当然実現するかのように人は行動し始め、願望達成の可能性が格段に上がります。
 
アズ・イフフレームの使い方
 
アズ・イフフレームは、まるで~のように振舞うことですが、どのような活用方法や場面があるでしょう。
 
アズ・イフフレームは別の視点で物事をとらえることが出来て、行き詰った現状を打破する効果を持ちます。
 
日常的な例でお伝えしてみます。
 
 
【仕事の営業でうまく話したい】
 
販売などの仕事で上手い先輩がいたり、上手な尊敬する上司がいたら、その人になりきって販売の練習をしてみます。
 
そして、もうすでにたくさん売れていて、自信をもって進めている自分を想像して話をしてみます。
 
 
【素敵なパートナーと出会う】
 
素敵な恋人と出会いたい場合は、その相手とすでに出会って幸せになっている姿をイメージします。
 
アズ・イフフレームをすると、脳がその状態を当たり前と感じますので、素敵な恋人に対してアンテナが張られます。
 
すると、自分の求めている相手が目に入るようになり、出会いが増えます。
 
 
 
アズ・イフフレームによって、無意識に望みや目標達成に関する情報収集モードが発生します。
 
ただ、これらは行動をせずに変化が起きるわけではありません。
 
アズ・イフフレームを使ったら、その後で現実とギャップを埋める行動をすることが必要なのです。
 
 
 
【コーチングでのアズ・イフフレーム
 
コーチングではコーチはクライエントにアズ・イフフレームの質問を使うことで、状況を打破する発想をわかせることが出来ます。
 
NLPモデリングにもなりますが、発想のわきそうな人の中にイメージで入り、その人の見え方、聞こえ方、感じ方に身体と心を合わせます。
 
そのようにして、なりきることで新しい視点から物事を考えられるようになり、新しい発想がわくのです。
 
コーチはクライエントに対して「もしも仮にあなたが~だったらどのように感じますか?」という質問を投げることでこのような成果を出せます。
 
 
【カウンセリングでのアズ・イフフレーム
 
カウンセリングではカウンセラーはクライエントに対して、「もしもこの悩みが早く解決したら、何が起きていると思いますか?」という質問を投げかけて、停滞した思考パターンの変化を促すことができます。
 
また、先ほどのコーチングようにカウンセリングでも「なりきる」ことで解決が出来ます。
 
カウンセラーは「この悩みを解決出来そうな理想の人になったら、どのように考えていると思いますか?」という質問を投げて、NLPモデリングでなりきってもらうことができます。
 
すると、不思議とその人の発想をして打開策を見つけ出すのです。

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